こんにちは探求家ハナでございます。
本日最終日は、エンゲージメントの現状を調べるには?アンケートという話です。やはり、可視化して、さらに定性目標の定量化という基準で作るものです。
それではどうぞ!
~エンゲージメントサーベイとは~
その活用方法
従業員のエンゲージメントを高めるには、現状を可視化し、注力すべき課題を具体的にすることが重要です。その手段の一つである社内調査「エンゲージメントサーベイ」について、概要と活用方法について見ていきます。
エンゲージメントサーベイとは
エンゲージメントサーベイとは、従業員と企業間のエンゲージメントの状態を数値化し、現状を把握する社内調査です。アンケート形式で、質問に答えてもらいます。従業員の不満解消を目的とする従業員満足度調査とは、質問内容が異なる点に注意が必要です。
【エンゲージメントサーベイの質問項目例】
■仕事上で、自分に何が期待されているかを理解している
■自分の仕事を正確に遂行するために必要な設備や資源を持っている
■仕事をする上で、もっとも得意とすることを行う機会を毎日持っている
■最近1週間で、良い仕事をしていると認められたり、褒められたりした
■上司または職場の誰かが自分を一人の人間として気遣ってくれる
■仕事上で、個人の成長を応援してくれる人がいる
■仕事上で、自分の意見が頼りにされていると感じる
エンゲージメントを阻害する要因は、企業によって異なります。ビジョンの共有がネックになっているケースもあれば、上司のマネジメントのやり方が原因で部下が成長を実感できていないケースもあります。このように、目に見えにくい課題を明らかにするのがエンゲージメントサーベイです。
サーベイを実施する頻度は、一般的には年に1回のペースが多くなっています。ただし、『日本の人事部 人事白書2019』を見ると、「業績が市況より良い」とする企業の28.6%が「半年に一回」のペースで実施しています。「市況と同等」「市況よりも悪い」と回答する企業と比較して、1.5倍以上高いという結果です。
より良い組織を作るには、現状把握と改善のスピードを上げる対応力が求められていると見ることもできます。組織の状態は常に変化していることを前提に、職場内のギャップやズレに迅速に気づき、対策をとることが重要といえます。
エンゲージメントサーベイの活用例
エンゲージメントサーベイで得た調査結果は、以下のように活用できます。
●フィードバックに生かす
個人、部門、管理職ごとにフィードバックし、意識づけや改善策の実施に役立てることができます。
●人事施策に活用する
人事施策や評価制度の見直しや改善、組織開発に役立ちます。
●従業員フォローに活用する
数値が低下している従業員のフォローに生かすことができます。 このように、制度改定の参考にしたり、各階層に必要なアクションに落とし込んだりすることができます。
まとめ
「対等な関係性」がエンゲージメントを高めていく
従来、日本の企業は、終身雇用制度により従業員との結びつきを維持してきました。しかし、働き方が多様化し、人材の流動化が進む現在では、良い労働条件を提示するだけでは従業員のエンゲージメントを高めることは難しくなっています。
実際、エンゲージメントを高める上での課題として多く聞かれるのは、「経営層がエンゲージメントの重要性について理解していない」「マネジメント層の力不足により従業員のコミットメントが薄い」といった声です。まずは、経営層がエンゲージメントについての理解を深め、メッセージをしっかり届けていくことが出発点です。
エンゲージメントの本質は、双方向の関与による互いの成長にあります。企業側からの一方向的な接し方ではなく、従業員それぞれの「個を理解する」ことが成功の鍵を握っています。
どうでしたか?難しいと認識ですか?シンプルな言い方なら、見方を変えて、聞きましょうという事です。
皆さんならできますよ!それではまた!探求家ハナでした