カテゴリー: 聞く力は総合力

育成プログラム「聞く力は総合力」DAY⑷

今日は四日目 ロジカルシンキングは理屈ゲームなので、聞きづらい人には、耳の痛い事ですね。ですがロジカルシンキングも後天性なのでトレーニングすればどんな方でも使えます。使えれば、商談や女性を口説くにも転用できますよ(笑)

Training-1

ロジカルシンキングを日常的に実践する

ロジカルシンキングは、実践で身につけることができます。普段何気なく行っている業務も、ロジカルシンキングの手法を意識的に取り入れてみることで効率がアップしたり、新しい発見があったりするかもしれません。

 トップダウンアプローチ(ボトムアップアプローチ)で論理展開(仮説構築)を行ったり、ロジックツリーで複雑な問題を漏れなくダブりなく考えたりすることは、良いトレーニングになります。無意識に行っていたことを意識的にロジカルに考えようとすると、初めはかえって時間がかかることもありますが、慣れてくると論理的な思考スピードが速くなってくることでしょう

Training-2

ゼロベース思考を習慣化する

ゼロベース思考の習慣化には、「これまでの自分の思考プロセスを確認し、思い込みや先入観を明らかにする」「ブレインストーミングで、できる限り多くのアイデアを出す」ことが有効です。

いずれのトレーニングについてもグループワークを取り入れ、チームのメンバーからフィードバックをもらうようにすると効果が上がるでしょう。

Training-3

意識して結論から話す

結論から話し始め、その後に根拠や具体例、説明などを入れるようにするトレーニング方法も有効です。結論を頂点に置きその下で論理展開を広げることで、ピラミッド構造のトップダウンアプローチのトレーニングになります。

結論にたどり着くまでに時間がかかると、聞いている側も集中が途切れやすくなるため、結論から話すことで議論の生産性も上がるでしょう。

Training-4

どんなことにも仮説を立てる

問題の解決策や新しいアイデアを出したいとき、闇雲にあれこれと考えるのではなく、まずは仮説を立ててみてください。そしてその仮説に向かって根拠を考え、根拠に基づくさまざまな事実を集めて展開していきましょう。

仮説が正しければ、仮説を結論として再構築し、根拠のあるアイデアとして採用することも可能です

Training-5

セルフディベートで論理的思考を補強する

セルフディベートとは、1人で行うディベートのことです。

 ディベート(議論)では、相反する意見のうちどちらかの側に立ち、意見について深く掘り下げて考え、根拠や事実、未来的な予測などを収集し、相手や第三者を説得させられるように主張します。ロジカルシンキングを鍛えるには好適な場だといえるでしょう。通常のディベートでは相手や司会者、審判員が必要ですが、セルフディベートは1人で行うため、時間や場所に縛られずどのようなテーマでもできます。ライトなテーマから難しいテーマまで、さまざまなテーマを試してみることでロジカルシンキングを養うとともに、知見も広がるでしょう。

以上5点がキーワードです。常に意識して懐疑論者位、常に「WHY」思考でいましょう。

ロジカルシンキングの注意点

ロジカルシンキングを実践すれば、それだけで仕事の効率が上がったり、良いアイデアが浮かんだりするのかというと、決してそうではありません。

 ロジカルシンキングにおける注意点を知らずにいると、思考の迷路に入り込んでしまい結論がいつまで経っても出ない可能性もあります。

「前提」が変われば正解も変わる

論理上で前提としている事実やルールが変われば、自ずと正解も変わります。つまり、事実であると考えていた情報が誤ったものであったり、思い込みによって誤ったルールを用いたりしていた場合、誤った正解が導き出されてしまうわけです。

 また、現在は普遍的な事実として知られていることでも、未来はどうなるか分かりません。前提としている事実が変化することもあるため、注意が必要です。

裏付けとなるデータ(事実)は無数に存在する

帰納法のように、さまざまな事実から一般論を導くときには、情報収集が論理を固める最重要要素です。そのため、初期段階で得られたデータとは異なる内容のデータが後から出てくれば、導き出される一般論や結論も変わることがあります。初めはAが結論だと思っていても、事実をさらに集めていくと実はBが結論かもしれないと考えるようになる可能性は十分にあります。

より普遍的で客観的な結論を導けるように、事実は無数に存在することを覚えておきましょう。

論理を展開する「視点」は1つではない

ロジカルシンキングでは、視点によって論理展開や結論が異なるケースがあります。自分の視点にとらわれず、さまざまな視点があることを理解しておくと、考え方の幅が広がるでしょう。

ロジカルシンキングの応用

■ロジカル・コミュニケーション

 ロジカル・コミュニケーションは、ビジネスシーンにおける対人関係にもロジカルシンキングを生かして、よりスムーズな関係を築くことです。信頼関係の構築につながるだけでなく、簡潔で論理的なロジカル・コミュニケーションを実践すれば、ミスコミュニケーションが減り、業務の効率化にもつながります。

■ロジカル・プレゼンテーション

 ロジカルシンキングはプレゼンにも応用が利きます。ただ見やすい資料を作成するだけではなく、論理的に内容を構築してプレゼンすることで、説得力が増し、ビジネスチャンスの拡大にもなるでしょう。

まとめ

ロジカルシンキングは、複雑な問題を的確に分析したり、固定観念にとらわれずに柔軟な発想をしたりするために欠かせません。ロジカルシンキングのトレーニングを通して、自分の頭で考える力を身につけることをお薦めします。

これでロジカルシンキングは終了です。何か質問があれば、いつでもメールください。

次は、コーチングでしたが、傾聴力の説明が抜けていたので、明日からは傾聴力の説明に戻ります。ごめんなさい。

 それではまた明日、探求家ハナでした

ロジカルシンキングの応用

育成プログラム「聞く力は総合力」DAY⑶

本日は、ロジカルシンキングの基本編を行います。

演繹法

演繹法とは別名「三段論法」とも呼ばれる論理展開の手法で、一般的な事実(ルール)と観察事項という2つの情報をもとにして最終的な結論を導き出すというものです。

有名な演繹法(三段論法)の例に、以下があります。

1.人間はいつか死ぬ(事実)

2.ソクラテスは人間である(観察事項)

3.よってソクラテスはいつか死ぬ(結論)

この場合、「人間はいつか死ぬ」という誰もが疑いようのない普遍的な事実に、「ソクラテスも人間である」という観察事項を当てはめたとき、「人間であるソクラテスはいつか死ぬ」という結論が導き出されます。

ビジネスシーンに置き換えてみると、以下のような論理展開となります。

1.利益率が120%を超える案件には、新しいプロジェクトの提案をする(社内でのルール)

2.A社の案件は利益率が130%である(観察事項)

3.A社には新しいプロジェクトの提案をする(結論)

帰納法

帰納法は、論理展開が演繹法とは逆の手法です。複数の事実から分かる傾向をまとめて、一般論を導き出します。

 例えば、「友人のAさんがランニングを始めてから痩せたと言っていた」「テレビでもランニングは脂肪燃焼に効くと言っていた」などの情報から、「ランニングはダイエットに効果的だ」という一般論を導き出すことができます。ただし、帰納法で導き出される結論は、あくまでもさまざまな事実や情報の傾向をまとめたものであって、普遍的な事実ではないことに注意が必要です。Aさんはランニング以外にも運動していたり、食事にも気を配っていたりしたおかげで痩せたのかもしれませんし、実際には体重や運動量によっても効果は異なるでしょう。

このように結論が確実ではないことから、帰納法は帰納的推論とも呼ばれます。

ビジネスシーンでは、アンケートによる市場調査が帰納法的な論理展開にあたります。

 例えば、30歳以降の男女500人に水に関するアンケートをとった場合、「8割の人が週に一度は水を買うと答えた」「水道水は飲まないと答えた人が年々増加している」などの傾向があれば、「30歳以降の層にはミネラルウォーターが売れ続けるだろう」という結論(推論)を導き出すことができます。

ここで重要なことは、主観であるか客観的であるか?という事です。

私達の最後の問題は、判断・決定するという事なのです。

そのためには、客観的に物事を見抜き、明確な理由を持って話、決定しなければいけないのです。主観で物を話すから、人は誰もあなたの事に耳を傾けないのです。トレーニングしてみましょう!

 今日はここまで!明日は、トレーニング方法を教えます。

補足、傾聴力の説明が飛んでいることに今気づきました。このロジカルシンキング講座が終わり次第、一度前にもどって「傾聴力」を説明します。

 ちょっとミスした探求家ハナでした。 

育成プログラム「聞く力は総合力」DAY⑵

 先日の傾聴力はいかがでしたか?すぐにでも使える簡単な仕組みです。相手の頭の中が見えましたか?

 今日はより相手の頭の中が分かる「ロジカルシンキング」のベース的な部分をやります。こちらは、なんにでも転用ができ、これが出来れば、簡単に相手も理解できるし、相手にも話しやすく、理解されるスキルなのでよく覚えてください。動画資料の中により細かい内容は記載されています。

話の要点を掴み、正しくまとめる
「ロジカルシンキング」論理的思考

  相手の話のポイント、要点を理解し正しく受け止めることはとても重要です。会話した時には相手に「わかりました。」「了解しました。」などと理解を示しておきながら、その後の行動や対応が伝えたことと全く違っていたら、相手はあなたに対し「聞く振りをしていただけ」「理解力がない」と思うでしょう。

 自分としては真剣に聞いていたのに、このような経験をしたことがある人は理解すべき要点がずれており「読解力」「要約力」が低い可能性があります。読解力、要約力は鍛えることができます。

 だからこそ

ロジカルシンキング・ロジカルコミュニケーションなんです。

ロジカルシンキングとは、論理的思考のことです。ロジカルシンキングを身につけることで、

 「初めて直面する問題であっても、解決のヒントの筋道を立てて考えられる」

 「論理の飛躍なく、相手に物事を分かりやすく説明できる」

などの効果が期待できます。

ロジカルシンキングを身につけることのメリット

■自分の考えが伝わりやすくなる

 論理的に思考できるということは、人と情報共有をする際にも論理立てた説明ができるということです。特にビジネスシーンでは、感情的な部分が多い説明よりも、無駄のないロジカルな説明の方が望ましいケースが多々あります。

論理が飛躍したり破綻したりせずに、首尾一貫した話ができれば、相手に自分の考えが伝わりやすくなるでしょう。もちろん、直接話す場合だけではなく、メールやチャットでの連絡時にもロジカルシンキングは役立ちます。

新しいアイデア・企画を提案したいときや、自社の商品・サービスを売り込む際などにも、論理的に分かりやすい説明ができれば理解や承諾を得やすくなるため、大きな強みになります

■原因特定と問題解決の能力が上がる

 ロジカルシンキングでは、常に原因と結果、つまり因果関係を理解しながら思考します。この考え方が無意識のうちにできるようになると、何か問題が起こった時に原因を特定したり、解決策を見つけたりする能力が上がるのです。

ビジネスシーンに置き換えると、進行中のプロジェクトで大きな壁に直面した際に、どうすれば現状を打破できるのか、どこを改善すれば良いのかなどを見抜く能力が上がるといえるでしょう。

ロジカルシンキングの手法

■ゼロベース思考

 ゼロベース思考とは、先入観にとらわれることなく、白紙の状態から考える姿勢のことです。思い込みにとらわれてしまうと、新しい発想を生み出すことができなくなったり、自分で限界をつくってしまったりします。

自分の中の無意識な思い込みや前提条件をなくして、どうすればできるのかをゼロベースで考えることが大切です。

■ピラミッド構造

(トップダウンアプローチ、ボトムアップアプローチ)

 ピラミッド構造とは、結論(仮説)を置き、その下の階層でその根拠を並べ、さらにその下の階層で結論の根拠に対する根拠を並べる、ということを繰り返してできる、結論を頂点とするピラミッドのことです。

ロジックを組み立てるアプローチには、ピラミッドを頂点から下に降りながら考える「トップダウンアプローチ」と、下から頂点に上る「ボトムアップアプローチ」の2つがあります。

トップダウンアプローチは、「仮説→根拠→事実」と仮説を出発点として論理展開を行う方法、ボトムアップアプローチは「事実→根拠→仮説」と積み上げで仮説を構築する方法です。

■フレームワーク思考(MECE、ロジックツリー)

 MECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)とは、「漏れなくダブりのない状態」を指し、「ミーシー」と呼ばれます。

 例えば新商品を企画する際は、ターゲット設定から始める必要があります。ここで適切にターゲット設定をするためには、MECEを意識することが大切です。この場合、年齢、個人/法人、地域などの切り口で分類することが考えられます。ロジカルに考える際には、ロジックツリーの活用が効果的です。

 基本となるロジックツリーには、問題点の原因を掘り下げて考えることで根本的な原因を見つける「WHYツリー」、課題解決の方法を整理して優先順位をつける「HOWツリー」、大きな要素を小さな要素に分解する「WHATツリー」の3つがあります。

今日はここまで、ロジカルシンキングは、順序立ててみることがベースです。支離滅裂な話し方は、相手にも不快な気持ちを与えます。だからこそ、話しに起承転結を作れば、伝わりやすく、聞きやすくなるのです。

明日はより、ベース的な演繹法・帰納法を説明します。これが分かれば、かなりレベルアップしますよ!お楽しみに

 探求家 ハナでした。

育成プログラム「聞く力は総合力」DAY⑴

 おはようございます。探求家ハナでございます。

本日から始まる育成プログラムは『聞く力』です。

『伝える力』・『聞く力』

この2つは必要です。ベース的には『捉える力』が一番重要ですが!

今日は、『聞く力』を説明していきます。よろしくお願いします。

聞く力には、重要な3つの要素で構成されています。

『傾聴力』『ロジカルシンキング』『コーリング』

傾聴力⇒

相手の話をじっと聞きこむ、心の矢印を相手に向ける、相手を主人公にする、アクティブリスニング

ロジカルシンキング(論理的思考)⇒

話の要点を掴み、正しくまとめる、フローチャート形式、フレームワーク

コーチング⇒

話を聞き、課題やニーズ、方向性を引き出し、本来の自分に気づかせる。

 この3つのコンテンツを説明していきます。

相手の話をじっと聞きこむ「傾聴力」

 傾聴力は相手とのコミュニケーションを築く上で非常に大事な力です。この人は自分の話をちゃんと聞いてくれると思われることで、相手が心を開いてくれやすくなります。5つのルールを守りましょう!

会話の途中で口を挟まない

目線を合わせ、頷きや相槌を入れる

心の矢印を相手に向ける(相手の為)

相手を主人公にする(役を演じる)

アクティブリスニング(体全身で聴く)

  人と人とのコミュニケーションは発話(話し手)と傾聴(聞き手)で成り立ちます。人は自分の内面を話し理解されることでストレスや悩みを発散することができます。これは特に女性に多くみられる傾向にあります。(男性は自問自答で悩みを解決する傾向が多くみられます。)  

 しかし、話を途中で遮られたり、否定されたりすると逆にストレスが高まりますし、相手が真剣に聞いていないと感じると人はコミュニケーションを遮断します。傾聴力を高めたい場合は「会話の途中で口を挟まない」「目線を合わせ、頷きや相槌を適切に入れる」この2点を意識して相手の話を聞くようにしましょう

心の矢印を相手に向ける(相手の為)

 ここが肝です。どんな表明上のリアクションをしても、自分自身の心が、相手に興味を持ち、相手の関心に関心を持たなければ、相手も心を開きませんし、話が広がりません。聞くときにまず、今の自分の心の矢印を確認して聴きましょう。自分に心の矢印が向いている限り、人に伝える事も出来ないし、信頼関係・協同関係も築くことはできないでしょう!受け取り方によっては「自己都合・自己中心的な人」と捉えられますので良い注意

相手を主人公にする(役を演じる)

 これは「間を見る」「空気を読む」とも言いますが、誰が「話し手」誰が「聞き手」誰が「まわし手(MC)」というその場の役割を見抜くことである。そしてそれに徹するという事が重要なのです。「1対9」の法則も使えます。ここで自分も話すのではなく、相手がいかに気持ちよく話せる環境を作るかがPOINTなので、主観的にみるのではなく、客観的に空から周りを見渡す、広い視野で話しましょう。トレーニングすれば簡単に身につけますよ!

アクティブリスニング(体全身で聴く)

 本気で聴く!人間の伝え方の見方は2つあります。

「非言語的コミュニケーション」ボディーランゲージ80%

「言語的コミュニケーション」言葉 20%

上記の二つが非常に伝え方には重要な行動になります。言葉が伝わらない場合人はみんな、身体で表現しますよね!それが「非言語的コミュニケーション」なのです。ここが伝わり方が半分になってします要因なのです。昨今はSNSという部分が大きく、言葉だけが先行して、伝わり方が、主観的で攻撃的な事が多く、社会問題になっています。デメリットとメリットを理解しないで、便利だけを重視した結果がここに出てきました。

 この影響の為、人は会った時に、言葉でしか話さなくなってしまったのです!今までは、常にあって伝える事があり、いろんな情報を得て、そこから生み出す力はすごかったです。ですが、いまは、シンプルなA⇒Bという作業的なコミュニケーションスキルになってしまい、大きなトラブルを生んでいるのです。

 気づいていませんよね!だって人は楽を選ぶ動物なので!

だからこそ、体全身で相手に伝えてください。あなたの話をしっかり聞いているという事を!それが信頼関係と協同関係をつくります。

まとめ

 本日はパート1「傾聴力」を簡単に説明しました。本来講習会では、3時間ほどかけて、ホームワーク形式で行う事業をまとめて載せました。なにか質問等があれば、Instagram、Twitter、ホームページに連絡ください。

明日は、「ロジカルシンキング」論理的思考を勉強しましょう!これはいろんな事に転用が出来ますから必見ですよ!それではまた明日!