先日の傾聴力はいかがでしたか?すぐにでも使える簡単な仕組みです。相手の頭の中が見えましたか?

 今日はより相手の頭の中が分かる「ロジカルシンキング」のベース的な部分をやります。こちらは、なんにでも転用ができ、これが出来れば、簡単に相手も理解できるし、相手にも話しやすく、理解されるスキルなのでよく覚えてください。動画資料の中により細かい内容は記載されています。

話の要点を掴み、正しくまとめる
「ロジカルシンキング」論理的思考

  相手の話のポイント、要点を理解し正しく受け止めることはとても重要です。会話した時には相手に「わかりました。」「了解しました。」などと理解を示しておきながら、その後の行動や対応が伝えたことと全く違っていたら、相手はあなたに対し「聞く振りをしていただけ」「理解力がない」と思うでしょう。

 自分としては真剣に聞いていたのに、このような経験をしたことがある人は理解すべき要点がずれており「読解力」「要約力」が低い可能性があります。読解力、要約力は鍛えることができます。

 だからこそ

ロジカルシンキング・ロジカルコミュニケーションなんです。

ロジカルシンキングとは、論理的思考のことです。ロジカルシンキングを身につけることで、

 「初めて直面する問題であっても、解決のヒントの筋道を立てて考えられる」

 「論理の飛躍なく、相手に物事を分かりやすく説明できる」

などの効果が期待できます。

ロジカルシンキングを身につけることのメリット

■自分の考えが伝わりやすくなる

 論理的に思考できるということは、人と情報共有をする際にも論理立てた説明ができるということです。特にビジネスシーンでは、感情的な部分が多い説明よりも、無駄のないロジカルな説明の方が望ましいケースが多々あります。

論理が飛躍したり破綻したりせずに、首尾一貫した話ができれば、相手に自分の考えが伝わりやすくなるでしょう。もちろん、直接話す場合だけではなく、メールやチャットでの連絡時にもロジカルシンキングは役立ちます。

新しいアイデア・企画を提案したいときや、自社の商品・サービスを売り込む際などにも、論理的に分かりやすい説明ができれば理解や承諾を得やすくなるため、大きな強みになります

■原因特定と問題解決の能力が上がる

 ロジカルシンキングでは、常に原因と結果、つまり因果関係を理解しながら思考します。この考え方が無意識のうちにできるようになると、何か問題が起こった時に原因を特定したり、解決策を見つけたりする能力が上がるのです。

ビジネスシーンに置き換えると、進行中のプロジェクトで大きな壁に直面した際に、どうすれば現状を打破できるのか、どこを改善すれば良いのかなどを見抜く能力が上がるといえるでしょう。

ロジカルシンキングの手法

■ゼロベース思考

 ゼロベース思考とは、先入観にとらわれることなく、白紙の状態から考える姿勢のことです。思い込みにとらわれてしまうと、新しい発想を生み出すことができなくなったり、自分で限界をつくってしまったりします。

自分の中の無意識な思い込みや前提条件をなくして、どうすればできるのかをゼロベースで考えることが大切です。

■ピラミッド構造

(トップダウンアプローチ、ボトムアップアプローチ)

 ピラミッド構造とは、結論(仮説)を置き、その下の階層でその根拠を並べ、さらにその下の階層で結論の根拠に対する根拠を並べる、ということを繰り返してできる、結論を頂点とするピラミッドのことです。

ロジックを組み立てるアプローチには、ピラミッドを頂点から下に降りながら考える「トップダウンアプローチ」と、下から頂点に上る「ボトムアップアプローチ」の2つがあります。

トップダウンアプローチは、「仮説→根拠→事実」と仮説を出発点として論理展開を行う方法、ボトムアップアプローチは「事実→根拠→仮説」と積み上げで仮説を構築する方法です。

■フレームワーク思考(MECE、ロジックツリー)

 MECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)とは、「漏れなくダブりのない状態」を指し、「ミーシー」と呼ばれます。

 例えば新商品を企画する際は、ターゲット設定から始める必要があります。ここで適切にターゲット設定をするためには、MECEを意識することが大切です。この場合、年齢、個人/法人、地域などの切り口で分類することが考えられます。ロジカルに考える際には、ロジックツリーの活用が効果的です。

 基本となるロジックツリーには、問題点の原因を掘り下げて考えることで根本的な原因を見つける「WHYツリー」、課題解決の方法を整理して優先順位をつける「HOWツリー」、大きな要素を小さな要素に分解する「WHATツリー」の3つがあります。

今日はここまで、ロジカルシンキングは、順序立ててみることがベースです。支離滅裂な話し方は、相手にも不快な気持ちを与えます。だからこそ、話しに起承転結を作れば、伝わりやすく、聞きやすくなるのです。

明日はより、ベース的な演繹法・帰納法を説明します。これが分かれば、かなりレベルアップしますよ!お楽しみに

 探求家 ハナでした。

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