アサーティブに意見を伝えるDESC法
アサーション・トレーニング
事例1:上司から急な仕事を頼まれたが断りたい時のアサーション
今抱えている仕事でも手一杯なのに、これ以上仕事が増えたらパンクしてしまう・・・ そんな時、あなたはどう答えていますか?
答え方その1|✖ 「今忙しいので、無理です!」とすぐに断る
あなたはいいかもしれませんが、断られた上司はあなたが自分勝手に嫌がっているという印象を受けてしまうかもしれません。
答え方その2|✖ 「はい・・・わかりました」と、断れずに引き受けてしまう。
仕事が多すぎると納期も間に合わず、質が落ちたり、心身の健康も損ないかねません。
「『No』と伝えると嫌われるのではないか?」 「自分の評価が下がるのでないか?」 という心配をしてしまいがちです。そう思ってしまうと「No」と言えなくなってしまいます。背負い込んでしまい、ストレスや心身の負荷が蓄積されていきます。
そんな時は、相手の気持ちにフォーカスするのは一旦止めましょう。相手に好かれなくてもいい、と意識してみることです。自分の現状を振り返ってみましょう。 本当に引き受けて大丈夫なのか? 本当に断らないと仕事に支障が出るのか? 今後どういう工夫をしたら引き受けられるのか? そして、冷静かつ客観的に見て、この仕事は断らないと無理だと判断したら、断り方を考えましょう。
答え方その3|◯ 新たな提案や代替案を提示する
「明日提出しなければならない企画書があるので今は難しいのですが、明後日から取り組んでもいいでしょうか?」といったような代替案を提案する形で、相手も理解できるように返答します。 これなら言われた上司も自分の今の状況に共感してもらえたり、その解決策や代替案を一緒に考えてくれたりもします。
・きつい頼まれごとを受けた時のアサーションのポイント
今、自分が思っていることを、相手に率直に伝えます。けれども、相手の感情にも配慮して、的確に、冷静に伝えることです。この時、相手と自分は対等だという態度で話すこと。自分を卑下したり相手を怒らすのではとビクビクして話したりすると、きちんと伝わりません。堂々と主張します
・ポイント2|相談してみる
この仕事を受けるとどうなるか、こちらの立場を上司と一緒に考えてもらいます。今受けている仕事が終わらなくても、完成度が落ちても、引き受けるべき仕事なのか?などと優先順位について相談してみると、解決策が見つかる可能性が出てきます。
・ポイント3|譲歩案を提案してみる
この例で言えば、「明後日なら引き受けられる」と提案しています。相手が受け入れられるような、代替案があれば、お互い納得の上で解決できます。
今日のまとめ
気持ちで考えれば、対人関係で負けてしまいますが、ロジックとschemeで考えれば、自信がつきます。もっと客観的に相手の頭と自分の頭、そしてロードマップによるスケジュール。ベストよりベターな終着点を考えましょう!
明日もまたトレーニングしましょう。
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